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ありがとうございます!
おおお〜そうですね。
決定的なきっかけはですね、子どもの時にヨーロッパに行ったことだと思います。
大体過去の記憶は感覚や感情を覚えているだけで実際何があったとか細かいことはあんまり覚えていないのですけれど、
このときのことは要所要所覚えています。いろいろ衝撃的でした。
子どもなので、周りの大人の方たちにチヤホヤされて(笑)楽しかったのもあると思いますが。
向こうの方は子どもに対してとても親切ですし、
細かいことは割愛しますけれど、子どもながらレディとして扱ってもらえて、そりゃあもう。(笑)
でも一方、なんていうか、、死のにおいもするような、こう、明暗を感じたというか。
コロッセオでは、その競技の話なんかも聞いて、胸の奥が疼いたのを覚えています。
とはいえ、総じて全体的に楽しかったのもあると思うのですけれど、
とにかく見たことのないものだらけで、胸が弾みました。
フランスでの美術館、ルーブルとオルセー、オランジュリー。
ルーブルでもうびっくりたまげたといいますか。
広い!大きい!全部絵!
小さい子が床に寝そべりながら先生の話聞いてる!なんか自由!広い!右をみても左を見ても絵!!!
みたいな。
子どもながらに衝撃的。忘れられないです。
その時に、案内のガイドさんが、ダヴィッドの「ナポレオンの戴冠式」について話をしてくれたのです。
あ、これね。
『ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠』1805–07
Jacques-Louis David
Musée du Louvre
これね、もんのすごく大きいのです。6.21 m × 9.79 m!
大きさももうびっくりだったのですけれど(でも向こうでみると空間も広いから、実際よりも大きくみえない)
この絵、実は二枚あるのです。複製を作ったのですね。
まったく同じにするとだめなので、一部だけ変えた、って話をね、してくれまして。
どこだと思います?
後ろにいる方たちの、ドレスが1人だけピンクにしているのですって。
(私が覚えているのはその話だけで、確か後ろにいるお母さまのベールが、あるのとないのとも違っていたはず)
(お写真拾い画像です!お借りしました)
1822
Jacques-Louis David
Palais de Versailles
その話がね、とっても面白くて!
なんかわからないけど、それではまったっぽいです。
帰国後、ずーーーっとオルセーの画集を読んでいました。
直接的なきっかけはそれかなぁと。
そのずっと前から、旅行系、世界のミステリー系のテレビ番組が大好きで、歴史とか、そういうことに興味はあったようです。
あと家族が絵画が好きだったというのも、まぁ要因としてはあると思います。
で、その後は、実はそんなに絵の記憶はないのです。
ほんとにそんなに絵が好きだったかなぁ? 自分自身の記憶は正直抜けてるのですけれど、
ただ大学、芸術学科を選んだので、まぁなんかずっと内にはあったのかな、と思います。
実は国文科と最後まで悩んでいまして。国語の先生になりたかったような気も。
(当時大不人気だった古典の授業が、大大大大大好きだった!珍しい生徒だったようで古典の先生がいろいろ本とか貸してくださいました 笑)
やー自分で言うのもなんですが、こんな人が学校教育の中に入らなくてよかったな、ってすごく思います。。。
そのルーブルでびっくりびっくりした時とたぶん同時期、というかそのあとくらいに、
オペラを聴いたりもしていて、まぁそんな子どもだったので十分変わっていたのでしょう、、、
原文と訳を読んで、この単語はきっとこの意味、ここでも出てきてる!
とかやってました。変態か!
でもただの変態で終わりました、、、あああ無念。
言語が習得できたとかそういうことにはならなかった。。。やっぱりすごい人は違いますよね。
そんなこんなで、アート好きになりました!
ご質問ありがとうございました。