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《vedaブログ》

 

7/1からクラスを担当させていただくコンセプトスタジオvedaのサイトにて、
陰陽についてのブログを連載させていただくことになりました。

今回は、初回なので、まずは陰陽についてのお話です。

 

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『陰ヨガ・陽ヨガ・調和のヨガ vol.1』

 

陰ヨガは陰陽五行説をベースとしたヨガです。
まずは、陰ヨガを語る上では欠かせない、陰陽についてのお話をさせていただきたいと思います。
*陰陽説とは
古代中国でうまれた思想。
森羅万象すべてのものは、陰陽により成り立っているという自然哲学です。
太極図
陰陽を表すのに使われるのが、この太極図です。
白い部分が陽、黒い部分が陰を表しています。
白と黒が別々に存在していて、混ざることがないことから、陰陽は違う性質を持っていることが分かります。
【Point①】性質は違えど、二つで一つという考え方
ひとつの円で書かれているのも大事なところです。
性質は違えど、ふたつでひとつです。
陰がなければ陽はなく、陽がなければ陰はない、という捉え方なのです。
例えば、ずっと昼であれば、そもそも「昼」という概念はうまれません。夜があってこそ、「今は昼だね」、そして昼があってこそ「夜だね」という概念がうまれます。
【Point②】絶対的とは存在しない
小さい丸にも意味があります。
黒い中の白い丸も、「陽」を表し、白い中の黒い丸も「陰」を表しています。
これは、絶対的な陰もなければ絶対的な陽もない、という意味です。
100%陰もないし、100%陽もないという考え方なのです。
【Point③】「動き」「変化」は宇宙の言語
そして、このうねりも重要です。
これは、常に動いていることをあらわしています。図なのでもちろん止まってみえますが、これでみると時計回りに動いています。

これは、陰陽の量が変化していることを示しています。
また、量だけでなく、質も変化することを、その小さい丸が示しています。
陰の中にある陽は、最初量も少ない状態ですが、だんだんと大きくなり、陰よりも大きくなると、陽となります。でもその中には、陰がちゃんとあり水面下で成長していきます。だんだんと大きくなり、陽より大きくなると、今度は陰となります。
陰が極まると陽になり、陽が極まると陰となります。
よく洗濯物の話を先生からしてもらいました。
午前中に干すのと、午後に干すのとでは、乾き方が違います。
午前中はまさに陽のピークに向かって、陽が大きくなっていく時間です。
午後は、私たちの目にはまだまだ明るく見えますが、もう水面下では陰が動き始めている時間。
なので、午前中に干した方が、乾きが良いのですね。
一年、一日、女性でいえば月経のサイクルも、この陰陽の働きによって成り立っていると考えられています。
この陰陽の考えは、五行説とともに東洋思想の重要な哲学となりました。
医学、風水、四柱推命、干支、などなど。
そして、ありとあらゆるものが、この陰陽の性質によって成り立っています。
身体、気候、もちろん、私たちの人生も。
東洋医学の思想では、陰陽の交わりによって命が発生すると考えられています。
よく、陰陽の話をすると、どうしても善悪や優劣で理解されがちですが、そうではありません。
今までにお話してきた通り、どちらが良いとか悪いとか、そういうものではないのです。
陽は生きていくためのエネルギーです。
動くこと、活動する力、前進するパワーです。
生きていくためには、私たちは陽のエネルギーが絶対的に必要です。
その陽のエネルギーを良い状態で発揮し、持続させるために、陰が必要なのです。
陰は土台。休息すること、回復させること。
成長すること、前進すること、生きていくために必要な陽。
それを支える陰。
次の日元気に活動するための休息。
プレゼンで良い発表をするための準備期間。
上半身を自由にするための、力強い下半身。
それらはすべて、陰の要素です。
ヨガは陰陽のバランスをとっていくものです。
「ハタ」という言葉が示すように陰陽があります。
陰ヨガは「陰」にフォーカスしたヨガです。
リラックスすること、休息することを現代人は怠惰なことと思いがちですが、しっかり活動するためには絶対に必要な時間です。
パフォーマンスや活動をよりよくするために、大事にしていただきたい時間なのです。
陰ヨガは、リラックスできるヨガ、というよりは、
自分で自分をリラックスさせていくヨガ、と私自身は捉えています。
そこが難しいところでもありますが、私はとっても好きなところです。
リラックスは、外からやってくるような気がしていますが、自分の中にちゃんとあるのです。
それをぜひ知っていくための時間となればと思います!
written by misato

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