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数ヶ月前、初めて行った姫路城。
なんとまぁ美しかー!!!
最初の感想は、「美しい!!そしてこれは…!!とても攻め落とせない!!すごい!」でした。
(だって石垣がほんとすごいんだよ)
先日テレビで案内役の方が「是非、どうしたら攻め落とせるかなと考えながら見てください、そうすると様々な仕掛けが面白いですよ」と言っていて、
「え?みんなそういう視点でみてないの?」と驚愕した私です。
ああ、こわいこわい 笑
攻め落とせない、というのは落胆の気持ちでなく、憧れのような感動のような気持ちでしたよ、あしからず。
攻めたりしないってば。。。
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以前、体の使い方の講座(武術がベース)に行ったときの話を書いてみようかと。
クラスでは話したことがあったかな、と思いますが。してなかったかな?
ペアになり、短い棒のようなもの横にして一人が両手で持つ。
もう一人が、その棒部分を押して、相手を動かそうとする。
というワークでした。
もちろん棒を持つ側も、動かされないようにするので、そう簡単には動かない。
普通にやれば、「パワーがある方」が物理的に勝つのです。
では普通にやらない方法だと??
そう、もちろん女性でも男性を簡単に動かすことができるわけです!
それは、「ただ前に進むだけ」というシンプルなことなのですが、=簡単というわけではない。(陰ヨガと一緒だね)
なぜかというと、私たちは相手を見て、「力強そうだな、動かせるかな、パワーで負けるかもしれないな」とか色々考えるわけです。
相手に目がいくと、動かせません。
相手の力に「反発しようとすると」動かせない。
私たちがやることは、「相手が誰であろうと、なんであろうと」「前に進むことをただするだけ」なのです。
棒に手を置き、「ただ前に進もうと」するだけ。
不安や、難しいな、でもこうだし、ああだし、と思った時点で、体がそういう状態になるとのことです。
前に進むという、本来の目的を見失わず、そこに疑いもせず、「ただそれをする」だけ。
そうすると、体がそれだけに集中していくので、女性でも男性を簡単に動かせ、止めることのできない大きなパワーがうまれるのです。
私たちは本来このような大きなパワーをそれぞれ持っているそうですが、
時にそれを制御して動いています。
制御するのは、不安や恐怖心や、常識などの意識的なものとか。
守るためにそれは必要なものでもありますが、パワーを抑えるという面もあるのかなと思います。
せっかく大きなパワーを持っているならば、それをきちんと活用できたらいいなーと思います。
周りに還元していって、枯れない豊かな泉のようになったら素敵です。