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(ウィーンのカフェハヴェルカ。くるりの「ワルツを踊れ」の中にこのカフェの曲があります)
以前行ったウィーンが素晴らしく、その思い出が私の中で輝いているのです!
なので、ウィーンが舞台のNHKの旅するドイツ語をこっそり観ています。
あ、別にドイツ語は勉強していません…
「素晴らしい!」は覚えたよ。
すごく良い言葉があったので紹介します。
20歳でウィーンフィルのコンサートマスターになり45年。
定年でウィーンフィルを退団したライナー・キュッヒルさんの、
「ウィーンフィルの伝統とは?」に対しての回答。
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伝統とはおかしなものなんです
本来それはうまくいくはずのないものです
それは何を意味するかというと ただの模倣です
いつだって模倣に次ぐ模倣になります
何にもなりませんよ それは明確です
違う人が来て 違った聞こえ方や感じ方をするのですから
違った方向へと進むのです そういうものです
“ウィーンらしい” とかそうした表現に気をとられるべきではありません
モーツァルト ベートーヴェン シューベルト ハイドン
彼らには特有の表現方法があるのです
それを追求し守り続ける
またはそれらに到達するよう努力すべきです
すると自然といわゆる”ウィーンらしく”なるのです
音楽を聴きたいのなら音楽を聴いてください
演奏者ばかりに注目するのではなく
それはそれほど重要なことではないのです 本当に
そうしないとコンサートにはいつも比較するためだけに行くことになってしまいます
音楽が聴こえなくなってしまいますよ
***
同じだなぁ。
はい、精進します。
(ウィーン国立歌劇場で念願の年末年始公演の『こうもり』観たのだよ〜)