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心底嬉しい、というか楽しい、と感じる瞬間のひとつ。
生徒さんから独自の表現が出てきた時。
例えば、
「股関節の力を抜く」とか「股関節周りに空間を作る」という言葉は先生の方が使う言葉です。
私は股関節ではなく「足の付け根」(鼠蹊部ですね)と言ったりしていますね。
あととにかくただ「座る」という表現とかね。要は同じことなのですが。
これが生徒さんたちの表現になると
「はまりが良くなった」
→空間ができた、という瞬間のことではなく、そのあと座ったり何かしたときに座りやすかったり動かしやすかったりしたことの印象が強かったからこその表現ですよね。面白いです。
「お地蔵さんになったみたいだった」
→かわいい表現だなぁとにこにこしてしまいました。
どっしり座れた、ということですね。で、きっと、彼女的に座ろうとせず自然に「座れた」という感覚があったからこそこういう表現になったのだろうなぁと思います。
「足の付け根がすーすーした」
→これは笑いました!なんかわかるけど、私の中に全然ない表現だったからとても新鮮だし、嬉しかった。きゅっと詰まっていたところに風が通った感じなのでしょう。
どれもとても良い表現だなぁと思いました。
面白いなぁ。
使う言葉って、その人のバックグラウンドが出るので、
シンプルに使ったり自然に使えば独自性が必ず出るはずなのです。
しっくり来る言い回しってあると思うのです。
それに同じ「股関節の力が抜けた」ということでも
どの段階が印象的かによっても変わりますよね。
上の三つの表現だと、
1番下が、抜けた瞬間のこと
真ん中が、抜けて座れて時間が経ったときのこと
1番上が、抜けて、クラスが終わって何か違うことをしたときのこと
時間にも違いがあるのがわかります。
その人がどこに印象があったもわかりますね。
こういう言葉が聞けたとき、
その人の中にその人の陰ヨガが見えて、
とっても嬉しくなります。
いいなぁ。こういう時本当に幸せ感じるなぁ^^