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陰ヨガの練習を必要なこと、そのひとつは、センスです。

 

センス!!!
むずい!!!
なんだそれ。

 

これ先生方がよくおっしゃるのです。
で、やっていると、確かにすごく、、、すごく、、、わかる、、、、

わかるけど、、センスってなんだ、、、

 

私の考えるセンスは、
うーん言葉にすると難しいですね。
シンプルに言うと、受け取る力、表現する力、知性、そんな感じでしょうか、、、

一応具体的に?書いてみました。

・自身の感覚を繊細かつ正確に捉えること
・先生のインストラクションの意味を差異なく捉えられること
・素直に取り組むこと
・ポーズの本質を理解すること

とか、、でしょうか、、、

 

・自身の感覚を繊細かつ正確に捉えること

これは育てていくものでもありますよね。
最初から感度が高い方というのもいますし、不得手な方もいらっしゃると思いますが、
これはある程度育てていけるものではないかなと思っています。

ただ、前もどこかで書きましたが
そういうことに興味がない方もいますので、それはもうアンテナが立ってないので育たないと思います。
が、基本的にはこれまでの環境も大きいと思うので育つものだと私は思っています。

これは経験値がないと難しいと思います。

たとえば、、、
私は絵がとても好きなので、結構数も観ています。
だから、自分の好みとかも結構はっきりあります。
自分で、これが好き、とかこれはあんまり、ということや
微細な気持ちの変化を感じられるように感覚が育っているんです。
絵画の学問としての知識、は関係なくです。

けれど、映画って私あまり観ないんですよね。
全然嫌いとかではないのですけど、新作はある程度チェックしている、、というような映画ファンではないので、
あまり好みがはっきりしないのです。
まぁ多少好みはあるとしても、語るようなものは何も出てこないんです。
それって私が映画を観る、という経験値が低いからなんですよね。

そんな感じで、経験値がないと、
感覚を捉えること、そしてさらにそれを調整すること、意識すること、なんてことは到底難しいことです。
もちろん「自分の」感覚だとしてもですよ。難しいのです。
自分のことだからって、全部なんでも理解しているなんていうことはないですよね。
マインドとハートがぐちゃぐちゃしているので、案外わからないものだろうと思います。

だから観る力と感じる力を育てないとなのだと思います。

 
・先生のインストラクションの意味を差異なく捉えられること

これもね、ほんとに大事なんですけど、難しいですよね。
結構聞いてないんですよ、私たち 笑
いや!聞くつもりなんですよ!?当然!
全部吸収して帰ろう!ともう全集中で受けるのですけれど
それでもやっぱり偏ってしまいます。

ちゃんと聞こうとしている状態だととしたならば、偏る理由は受け手の状態によって変わります。
受け手の意識の向いているところ、そして受け手の経験値によって理解が変わるということだと私は思っています。

 

私たちもトレーニング行って、不思議なんですけど、
先生の言うことで感激して覚えているところって、結構人によって違うんです。
なんでしょう、話の中でここは印象的だ!と思うところって本人は明確に印象的!と思うと思うのですが、
意外や意外、それは本当に人によって結構違うのですよ。

なんですが、
よく話す仲間の先生方は結構一緒だったりして、それもまた不思議なんです。

だからこれは私の考えですけれど、その人それぞれの練習の向き合い方とか目標とか、
要は興味が向いているところ、意識が向いているところによって
キャッチするところが違うのだと思います。(先生の話だけでなくどんな情報でもそうですね)
あと、経験値によって言葉の意味が伝わらないってありますね。これもあります。

だからよく話す仲間の先生方って、練習の経験値も大体一緒で、かつよく話す、話が合うということは
意識を向けている方向が大体一緒だから、先生の言葉でキャッチしているところも大体一緒になるのかなーと思います。

というわけで、これだけ違うので、
そもそも聞き落とすこともありますし、
集中力がちゃんと続くことも大事です。

自分の中で間違った、、、とまでは言わないけれど、
自分の知識や経験値に合わせて理解しようと歪めてキャッチしてしまうことはたくさんあります。

だから、わからないことをそのまま受け取ることって実はとても大事なんですよ。
(これは下の素直さにも関係しますね)
「今」わかろうとするからわからなくなってしまうのです。
わからないままなんとなくそちらを目指してやっているとある日突然わかったりします。
それもまた、後から覆されることもありますよ。

「理解する」ための経験値と知性が必要になります。

 
・素直に取り組めること

これも大事ですよねーーー
これほんと大事です。。。

素直さ、これもよく先生方がおっしゃっていました。
やっていくとほんとそう、わかる、、、となります。

素直であることって、なんていうか、吸収率が高い状態なんです。

以前ビクター先生が疑った状態で練習するのはよくない、というようなことをおっしゃっていました。
本当にそうだと思います。
なぜなら、体がそういう状態になっているので、あまり良い影響にならないのです。

まっすぐであるということでしょうかね。
これは武道でも実証?というか、体の使い方としておそらく周知されていることのようですが、
目的を見失う、余計なことを考えると体はそちらに対して反応するようになってしまうので、
まっすぐそれに意識を持つ、ということは実は練習において(体の状態にとって)とても大事です。

 
・ポーズの本質を理解すること

これはさぁ、、、、これこそがセンスで、だからセンスってなんだ!って話ですよね、、
全部総じてですよねぇ。
素直であることも大事だし、自分を捉えることも大事だし、、、
理解するための知性も大事ですよね。

そもそも、ポーズがたったひとつの効果、理由、状態しかないと思うことが
難しくさせる理由でないかと思うのです。
もちろん傾向(私の言葉で言えば個性)はあるのだけれど、
たったひとつ、ひとつの傾向しかないわけないかな、と思っています。

うーん。というか、
私たちはポーズをツールとして使うわけですから、
こちら次第でいかようにも進化させることができる、という方が正確なニュアンスかな。

ポーズは自分の意識の反映だと思うのです。
だから、ドラゴン2はこういうものだ、と思ってやればそうなるんだと思います。
でももっと進化させていこうと思えばやはりそれもそうなるのだと思います。
ただ、もちろん何度も言うけれど傾向はあると思いますよ。
それとまったく違う方向で進化していくわけではないとは思います。

だから陰ヨガの世界ではポーズをとっていて何も感じないと
「できている」からではなくて「センスがない」と言われてしまうのです。
ポーズをちゃんと理解できてない、使えていない、意識を持てていない、ということですね。

自分で取りに行くのです。でもタイミングは待つ。積極的に待つ。
キャッチしようとする積極的な姿勢で、
わからないものはそのまままっすぐ受け取る。

高度ですねーーーー高度なことが求められるなぁと思います。

 

そんなわけで
練習に向かう自分の姿勢こそ、
陰ヨガの練習に大きな影響があるんだなと思うわけです。

だから肉体のことをやっていて、
やはりそれが精神的なものでもあるという。
一緒ですからね、肉体も精神も。

 

私の考える、センスのお話でした!

 

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