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先日、歌舞伎を観に行きましてね!
通しでなくて一部だけみたのですが二本立て(という言い方でいいのかな?)で、
後半は世話物だったのですけれど、前半は時代物で言葉も難しいものですから、
ものすごい眼力で所作の観察をしておりました。
普段は目力ないけど、こういうときはガン見です、ガン見!!
すごいですよね、
常にスクワット!そしてスクワットしながらよくあれだけ足が上がるものだと思ったり。
そしてまた、手首を曲げた状態で腕を上に伸ばしているときも
首肩周りが詰まることなく十分リリースされていて力強くソフトで、
まぁよくあんなことができるものだなぁと(笑)思っておりました。
もちろんヨガや気功と違いますからね、パフォーマンスなわけで。
あの手首だって、曲がりが不十分だと全然美しく見えないわけです。
ただ伝統芸能の美しさって、基本的には無理のある美しさとはまた違う気がしますね。
矯正された美しさではなくって、
本来の、自然な優美さをより際立たせたような、、、そんな気がします。
私は所作というものに大変憧れというか、興味があるのです。
これは私が以前インスタにアップしたもの↓
舞台ではもちろんお衣装もその人を表しますけれど、
所作が一番その人を表す大事なものなのです。
時々あるんですけれど、
貴族が平民の格好して紛れるとか、その逆とか、
ね、時々そういうお話あるんですけれど、
所作で、その人がどういう人かというのがわかる。
それって、すごく面白いなと思います。
インスタのところにも書いていますが、
私たちは文化そのものなのだと思うのです。
陰ヨガで、自然を追究していますけれど、
それでも、その時代が反映されていると思いますし、
(先生も現代に合わせて調整してくださっています)
何より体には自分が生きてきた証がくっきり刻まれています。
だからポーズで感じることやポーズを進化させていく方法はひとつじゃないはずなんです。
本当の自然さってなんなんでしょう。あるような、ないような…?
私たちは文化そのものだけれど、その中で息づく自然さってあると思うのです。
それが一体なんなのか、
そして人間がもつ「なにか」、古来から続く人類共通の「なにか」が何かとか、
そういうのがやっぱり興味の向くところです。
だから芸術も、歴史も、所作も、服飾史も、陰ヨガも好きです。笑
共通点があるようなないような、でもあるのです、少なくとも私の中では。
余談ですが
私は舞台芸術全般好きですけれど、
バレエだけはほとんど触れてこなかったのです。
数年前はじめて世界的プロの方々の舞台を観て、それで面白い!と思いました。
やっぱり、なんでも、プロはすごい、、、
バレエは重心が少し上めだなと思います。
なので、違うのですけれど、でもプロの方々がどういう風に体を使っているのかは大変興味があります。
最近は録画して時々観たりもしています。
どんな世界でも、なんでも、
やっぱりプロはすごいし、舞台はすごい!!