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これを読んでくださっている方にもシェアしたく、facebookで友季湖先生が書いてくださったものをシェアした内容を掲載してみようと思います。
ただもとの画像と英文については勝手に載せてはいけないだろうと判断したので、繋がっている方は私のfacebookか、またはオープンになっているYin Yoga Japan -日本人のための陰ヨガ-にてご確認ください。
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私が主催させていただいている陰ヨガin東京 の講師である、YIN YOGA in ASIAの日本人シニアティーチャー 川畑友季湖先生が、Yin Yoga Japan -日本人のための陰ヨガ-のページで投稿してくださっていたものをシェアさせていただきます。
ヨガの練習での痛み、もっというと怪我については、本当に熟考したいところです。
陰ヨガの練習の中で、体の奥深い部分のかたいところ、それがなぜかたいのか、それはどこからくるのかがすこしずつわかってきて、体全体が本当に繋がっているのがプラクティスを通してイメージできるようになってきました。なので部分のストレッチや表面的なストレッチなどはしなくなりましたし、必要とも感じなくなりました。
いつもどこかに痛みを抱えているような、そしてそれを乗り越えていくようなプラクティスでなくて、私はプラクティスで体を癒していきたいです。
そのためにヨガをしたい。
友季湖先生が日本語で説明を加えてくださっていますので、ぜひ読んで、考えてみてください。
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↓下記より転載部分
今日は興味深い記事がありましたので、皆さんにシェアしたいと思います。
きっかけはコペンハーゲンの陰ヨガティーチャーが、この記事を読んでどう思うかあなたの意見を聞きたい、とリンクを送ってくれたことからでした。
以下、日本語での記事の紹介も踏まえながら、コペンハーゲンに返信した内容を記載したいと思います。
この投稿者は画像のポーズを、筋肉を使わずに行う「受動的」な「優しい」ヒップオープニングのためのストレッチだと信じて、本人の指導するクラスでもずっと行っていたようです。もともと柔軟性もあり、足を頭の後ろで組むポーズだったり、ロータスポーズも得意でよく行っていたそうですが、それが今では足を組んで座る事すら痛くて出来なくなったと、そしてMRIで股関節が損傷しているのがわかったそうです。
投稿者曰く、これらのポーズは心地良いと感じても、実際には組織を圧縮するような、押しつぶすような動きであり、それを繰り返し行う事でダメージを受け、軟骨には神経がないため周囲の構造を悪化させるまでは実際に損傷を感じる事は出来ないと述べています。
昨年私たちの陰ヨガコースにて、ゲスト講師の谷先生のアナトミートレインの講義を受けた方は記憶にあると思いますが、このラテラルライン(身体の側部)というのは、もともとある程度の剛性が存在するところであり、実際に4本足の動物と違い、2本足で直立する人間の場合は、このラテラルラインには必要な硬さがあります。
身体を維持するためにはぐにゃぐにゃになるような柔軟性ばかりが大切なわけではなく、剛性や弾性も同じように必要となります。
また、私たちの行なっている進化した陰ヨガでは、股関節を圧迫するような、スペースを詰めるようなアプローチでポーズは行っていません。
解剖学的な面からの怪我の予防という事だけでなく、気の流れや丹田エリアの内なる力の促進を考えた時に、このエリアを潰すようにして行うやり方は懸命ではないと考えています。
ですが、いまだにこの意見が少数派であるように、ヨガ業界だけでなく、世間にはまだまだ自分の練習がヒップオープニングなのか、本当はヒップ潰しなのか理解出来ていないまま行っている人もたくさんいると思います。
この投稿者は怪我により伝統的なヨガの練習方法に対してさえ懐疑的になっている様子ですが、私はむしろ伝統本来に問題があるとは思わず、今日に至るまでのヨガブームにより、伝統が少しづつ誤って伝えられてしまった伝言ゲームのようになっていることにあるのではと思います。同じようにそこに少しづつ気づき始めている先生方、生徒さんも多いのではと感じます。
ヨガの練習は常に意識と智慧を共にして行う必要があります。
伝統を学ぶことも、最新のアップデートを行うことも、師の下で練習を行うことも大切なプロセスですね。
私たちはまだまだ長い旅の途中にいるということです。