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小学6年生の教科書で、忘れられないお話があって。
といってもどういう内容だったのかはぼんやりでした。
「夕日」のシーンと
「切りはなされ」て自分一人「どこかにほうり出された」
「まるで群れの中から迷い出てしまった一ぴきの羊のように」
という部分がずっと残っていました。
卒業してだいぶ経ってから(たぶん大学生くらい?)に遊びに行ったときに
担任の先生(国語の先生だったから)にそのことを話したら、
「ああ、きっとこれだね」
と当時の教科書を出してきてくれた。
で、先生が使っていたものをくださったのです。
ずっと大事にとってあるのだけど、先日読み返しました。
「わたし」とはだれか 河合隼雄
わたしが、初めて「わたし」を見つけたとき…「わたし」の発見についてのお話でした。
自分は何者か、という話。
…というか…
私って小学生からこういうの好きだったのだね…
もうこういうのって変わらないもんなんだね。。
河合隼雄さんの本はとても素敵なので、こんな年齢のときに触れていたのだと嬉しかったですが、
なんとなく変わらない自分に、がくっとくる部分もありつつ
まぁ…変わらない自分が、笑えもしました。