「わからない」ということが「わかる」だけ

 

先日、熱心に陰ヨガに取り組んでくださっている生徒さんが、
「最近知識が増えてきているはずなのに
わからないことが増えていきます」
と仰っていました。

 

純粋で、とても素直な言葉だと思いました!

 

その方も陰ヨガの先生ではないですが、
ヨガの先生です。

その真摯な姿がとても心に響きました。
私は自分を省みました。

 

私たち伝える立場にとって、学ぶ姿勢がすごく大事なのだと思います。

「学ぶこと」ではなくて「学ぶ姿勢」です。

 

先生という立場を手に入れてしまうと、
「学ぶこと」は一生懸命やるのですが、
「学ぶ姿勢」をないがしろにしてしまいがちです。
わかったフリをしてしまうこともあるかもしれません。
聞いただけの知識のことを自分のスキルと勘違いしてしまうこともあるかもしれません。

 

学んで経験と知識が増えていくと、
自分が「わからない」ということが「わかる」だけです。

 

「だけ」なんて言うと、ちょっとがっかりですが、
もちろん「わかる」ことも増えてはいるのです。
いるのですが、わかっただけ、自分が「わからない」ことに気づきます。

 

中医学東洋医学の勉強をずっとしていますが
-ずっと、というのは陰ヨガを初めてからですが-
ペースでいえばそのときによって、隔週・毎週だったりもしますし、
単発の講座に行くこともありますが、基本的には毎月ずっと継続して学んでいます。

でも、「わからない」ことが「わかり」、自分が「知らない」ということを「知る」だけです。

 

1番自分が「わかった!」と思ったのは、
初期に漢方の学校にいって「初級講座」を受講し終わったくらいの時です。

なんとなく全体像が掴めた気がしました!

 

大きな勘違いでした(笑)

 
 

学んでいけばいくほど、
それはもう海のように深く広大で、
私はまだ波打ち際でぱしゃぱしゃやっているだけだとわかります。

知識を入れても、それだけだとあまり蓄積しません。
一度聞いたくらいではまったく自分のものになりません。
忘れてしまった、ということあると思います。

その知識が本当に自分の栄養になったときに初めて自分の中に蓄積します。

 

だからこそ、学び「続けて」いくのです。
そして「経験」していくのです。

 

それは終わりがなく、
一生かけてやっていくものです。

完成形はない。
ヨガと一緒です。

 

私たちは、知ることで、
知らない自分を知るのです。

それを繰り返して、ようやく少しずつ自分のものになっていきます。

わかることが増えてくると、何がわからないかがわかります。
自分が「わからない」のだということが「わかる」のだろうと思います。

 
 


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